onda vi30 レビュー
ソニーは、典型的な日本の駄目企業と同様に、これっぽちも消費者の立場で説明をしようという意思が見られない。
なぜソニーが駄目でアップルやマイクロソフトは良いのか
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20111105.html8月14日の日記を書いた翌週のこと、なんとなく「hiromichu」でググってみたところ、以下のページが見つかり、魂消た。
hiromichu - PlayStation®Home オフィシャルサイト,
http://playstationhome.jp/community/mypage.php?OnlineID=hiromichu
このページで「トロフィー」のところをクリックすると、なんと、私がどんなゲームで遊んでいたかまで表示されてしまう。URLの「OnlineID=」のところに任意のIDを指定することで、全ての人のゲームプレイ状況を閲覧できてしまう。(このサイトにログインしていなくても。)
どうやら、設定で公開を止めることもできないし、事前の警告もなかったようだ。
先ほど、念のため、ソニー?コンピュータエンタテインメント インフォメーションセンターに電話で問い合わせてみた。
まず、電話対応者もこのような機能があることを知らなかったとのこと。「どうやってこのページを見つけたか」と尋ねられたので、playstationhome.jpのトップページから、「オフィシャルBBSの書き込み」のところに出ているどれか一つのオンラインIDのところをクリックしてみるよう伝え、そのときのアドレスバーのURL中の「OnlineID=」のところを他に変えてみるよう伝えて、事態を理解できたようだった。
「これは意図した仕様なのか、それとも不具合による事故なのか」を質問したところ、「仕様である」との回答を得た。さらに、「設定で公開を止めることはできるか」を尋ねたところ、「止める方法はない」との回答が得られた。
実際、私は、こうした情報は「フレンド」にのみ閲覧され得ると思っていた。*2
他方、マイクロソフトのXboxではちゃんと説明されているという。Twitterで呼びかけて、Xboxの利用者の方々に調べていただいた。
Xbox LIVE登録時の画面遷移, Togetter, 2011年11月5日(下から順に、アカウント作成時の手順の様子)
これによると、パスワード、秘密の答え、生年月日を入力し、「登録内容の確認画面」が出て「続ける」を押したところで、「現在のプライバシー設定」の画面が出るそうだ。
ここに、ちゃんと「ゲームの記録の公開」が「許可」と書かれている。
さらに、「設定を変更するには」と書かれていて、非公開に設定できることが説明されている。設定変更の画面は以下のようになっているとのこと。
さすが米国の会社マイクロソフトだと言わざるを得ない。一方のソニーは、典型的な日本企業と同様に、これっぽちも消費者の立場で説明をしようという意思が見られない。
このことは前回の日記「心から利用者に説明する気なぞ微塵もない日本の事業者たち」でも書いた。それに対して、「そんなこと言ったって、詳しく書いたって誰も読まないじゃん」みたいなことを言う人がいたが、上のPlayStationとXboxの違いから明らかなように、大事なこと(説明しないと初めての利用者には普通わからないこと)は利用規約やプライバシーポリシーとは別扱いで個別に示せばいいわけで、簡単なことであるはずだ。
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