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騙されてクソゲー買わされたゴキブリ、自己責任ざまぁ!
ビジネスアイコラム】ネットで広がる「口コミ」の正体 (1/2ページ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120130/bsj1201300501000-n1.htm飲食店の人気ランキングサイト「食べログ」で、多くの「やらせ業者」が順位を不当に上げる投稿を請け負っていたことが発覚し、投稿サイトの信頼性が急降下した。いわゆる「口コミ投稿」の内容を「本音の情報」と信頼していた人にとっては、やらせ情報を信用して、本来なら人気のない店に期待を抱いて並んでまで入ったのだから憤懣(ふんまん)やるかたないかもしれない。
しかし、やらせ情報に踊らされた人には申し訳ないが、自業自得と言わざるを得ない。
インターネットが地球を覆うようになるにつれ、ネットに飛び交う情報の信憑(しんぴょう)性はまちまちで、責任の所在もあいまいなことが周知のはずだった。食べログには多様な価値観の投稿者による口コミがあり、正反対のことも書いてあるほど。口コミ情報の評価をうのみにできないことは多くの人が体験的に知っていることだ。
しかし、やらせ投稿発覚のきっかけとなった東京?月島のもんじゃ焼き屋に食べログ利用者は押しかけた。そこには置き去りにされた「自己責任」と、マスコミと対極にある「口コミ情報」が信頼を得ているという事実がある。
「口コミ」は本来、人の口を介して信用とともに少しずつ伝わる情報で、伝達の過程で検証されるのが普通だった。しかし、口コミサイトの乱立で、1人の情報が時間と場所を無視して一挙に伝搬されるようになった。明確なやらせだけではない。運営会社の社員による書き込みや、飲食店によるウェブライターの接待漬けなど、
線引きが難しい情報もあふれかえっている。情報を取捨選択する責任は情報の受け手に託される時代。複数のサイトや情報誌をみたり、詳しい人に聞いたり、ネットで知人から情報を収集したり…。その手間が「自己責任」にほかならない。
「やらせ業者は永遠に根絶できない」(情報サイト運営会社)といわれる。ネットの情報を信用して不味(まず)い料理を食べる羽目になっても、だれも責任は取ってくれないのだ。(産経新聞経済本部)
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